Monty Hall Problem
「モンティー・ホール問題」ってご存知ですか?
まあ、詳しくはウィキペディア先生をご覧ください:
私がこれを初めて知ったのはハイスクールの授業。そのカラクリというか理屈を理解した瞬間のあの ”aha moment” が忘れられません。
ところで、今日、そのモンティーのパラドックスに実験経済学の講義で再び巡り合いました!
「これからゲームをするけどやってみたい人」と先生が呼びかけても誰も手を挙げない。「正解不正解はないですから、誰かやりませんか」と2~3回呼びかけても誰も反応しない。気まずい…
最前列の四屍がしゃしゃり出るのは気が引けていたのですが、あまりに誰もいないので(ところで、こんなにもボランティアが少ない日本社会だと参加型のマジックショーとか成り立たないのではないかと要らぬ心配をしてしまいます^^; )手を挙げて、挑戦してみることになりました。
すると、
「では、ルールを説明します。ここに3つのコップがありまして、一つにアタリが入っています。あなたは一つを選び、僕は残り二つのうちハズレのほうを開けます…」
キターヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━!!
と、頭の中でリアルに素で思ったのは初めてかもしれません笑
適当なコップを選び、後で「やっぱり変えます」とドヤ顔で言ったら見事的中。
「沈黙を破ってくれてありがとう」と、先生から賞金の100円貰いました!
ラッキー♪
ところで、ついでにもう一つ、これに関連して、Marilyn vos Savant という女性をご存知でしょうか?
この方、世界一IQが高い(200超えだったかな…)と言われてる女性。彼女はこのモンティー・ホール問題が出題された際、「選択を変えなさい。そちらのほうが2倍も確立が高くなる」と、受け持っているコラムで答えたところ、相当なバッシングにあったそうです。「そんなわけあるか」と。しかし、結局はマリリンのいう事が正しかった。大学でモデルを作って何度実験してもマリリンの言う通りになる。のちに、数学的にも証明がなされた。
正しいことを瞬時に見抜き、周りがどんなに理解できない奴らばかりでもきちんと実験することを呼びかけ、自分の正しさを証明した…かっこいいエピソードだなあ、とモンティー・ホールと共にいつも思い起こし、そんな能力と度胸が欲しいなあと思いを馳せています。
では\( 'ω')/