shygirl's diary

帰国子女だけど、主張は控えめ。

be the one to stand out in a crowd

"Be different."と、小中高ずーっと教えられてきたわりに、私はそれを自分からあまり積極的にできていなかったように思います

というのも、普通にしているだけで違うのが当然だったからです。

違う国籍、肌の色、宗教、言語、家庭環境も、習ってるスポーツも楽器も、放課後やっていることもぜーーんぶ違う。見渡すとみんな違う色をしていて、例えるなら、色とりどりのマーブルチョコの中で自分が何色をしていても目立てない、目立つにはよっぽど大きなことをするとか、個性的なことするとか、そうでもない限り虹色の中に埋もれてしまう、というか。そういう無力感みたいなものがありました。

だから、いちいち無理やり自分がどう different であるか、「私は日本人で、日本語で読み書きできて、書道とか空手とか茶道やってきました」程度のしょぼい "difference" を説明するのが面倒で、気恥ずかしくて、あまり好きじゃありませんでした。

 

でも、大学に入ってから、急に私は ”different” になれるようになった気がします。

自分は日本人だから、日本に帰ってきたらますます”different”ではなくなると思っていました。日本の大学に日本語を話す日本人が通っている。平凡で当たり前でつまらないこと。

けれど、話をしていたりすると、やっぱりたまーに「違うな」、と感じます。どういう教育を受けてきたか、どういう習い事をしていたか、どういう人達に囲まれていたか、それはここになって表れるのだと気づかされます。私の ”difference” は、いつのまにか、ちゃんと色も大きさも形も、ユニークになりつつあるのです。

だけどそれは、自分が変わったというよりも、環境が変わったのだと思います。

「日本人」として先入観を持って見られるからこそアメリカ育ちだというと驚かれる。

 

"In a competitive crowded world market, it's well positioned brands that stands out." 

 

そういう意味で私は、良いポジショニングがされているのではないかと気づき、自分の境遇に感謝しつつ、やはり謙虚さは忘れずにこれからも生きていこうと思ったとさ!


そんだけ\( 'ω')/